かっこいい女性が魅力的(映画『ドリーム』)

舞台は1960年初頭のアメリカ、NASA。

いまだ黒人差別が根強いというよりも、人々に染み込んでいる時代にNASAで能力や居場所を認められるために奮闘する3人の黒人女性を描いた映画です。

いやぁ、おもしろかったですね!

この作品を知ったきっかけはマーキュリー計画の話であるにもかかわらず、邦題が「ドリーム 私たちのアポロ計画」と的外れさが話題になっていたためです。

その後アポロ計画の部分は削除されて、「ドリーム」という邦題となりました。

ちなみに英題は「Hidden Figures」です。

勝手に想像すると、NASAにおいて隠れた貢献をしていた黒人女性や、人々の意識されずに根づいている差別意識などを表現しているのかなぁと。

今の私達から見ると60年前のこの時代の差別意識がはっきりと分かります。しかし、当時にはそうした違和感は少なかったはずです。

そして、きっと今の時代も60年後にみたら、違和感バリバリに見られるのかもしれません。

歴史を振り返る時に、今の私たちは将来どうみられるんだろうと少し考えてしまいます。

で、やはりこの作品の魅力は主人公格の3人の女性。

数学を駆使して、軌道計算をするキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)はすごいかっこいいです。

ドロシー(オクタヴィア・スペンサー)が黒人女性の雇用を確保するために努力する姿も最高です。

とあるシーンで黒人女性の仲間を引き連れて歩く場面は、テンションが上がります。

黒人女性初のエンジニアとなるためにメアリー(ジャネール・モネイ)が机の最前列に座る姿のかっこいいこと。

元気になれる映画ですね。

おすすめです!