映画『秒速5センチメートル』

ストーリー
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。3本の連作アニメーション作品。

https://www.cwfilms.jp/5cm/story/

観た後、イニシエーションという言葉がぱっと浮かびました。

イニシエーション、通過儀礼。

作中のことは一種の通過儀礼だったのかなと。

そしてその通過儀礼を通過しているときに感じる意味と、通過した後に感じる意味はやはりちがうのです。

通り過ぎて、初めて分かることがあります。

そして同じ出来事でも人それぞれに受け取り方や意味がちがうのです。

そんな当たり前のことを、ひとはよく見落とします。

とりあえず言えるのはおもしろい映画だったということです。一度見て欲しいということです。

上映時間は1時間と少し。

そして、映画を見終わった後のあの気持ちをぜひ味わい、一緒にGoogleで感想や考察を検索する旅路に出かけましょう(笑)